化石化するドイツ語

この前、久しぶりにOPI(oral proficiency interview)の本を読み返していて
私にぴったりの言葉を見つけました。

・・・・第二言語習得研究では、習得の途中段階で伸びが
止まってしまう「化石化」という現象が指摘されています。
化石化は「コミュニケーション上のニーズが満たされた
時に起こる」などと言われていますが・・・・・

Oral Proficiency Interview (ひつじ書房)より。


目の前のドイツ人がブツブツつぶやいている
ドイツ語、わかりたい!という動機が
ある程度満たされてしまったからなんだ!
なんて勝手に言い訳探し。

レッスン初日に「ドイツ語は5年ぐらい勉強しました。」
なんて言ったら、話してみろと言われ、
ま、簡単な自分のドイツ語歴と仕事では
使えるレベルではないので、レッスンは英語で
お願いネェ・・・みたいなことを言いました。

以来彼は不思議な日独英語で話してくれるようになり
この前も、スケジュールをチェックしにデスクに戻る時
「ちょっとcheck machen!」といったり、他にもいろいろ・・・
おかしくてたまりません。

割とドイツ人は「英語話したがり」という人が多い中
ちょっと珍しいです。

簡単な質問はどんどんドイツ語でされるので
私もつい適当なドイツ語で話すことになります。

すると不思議な感覚が・・・

化石化してしまった動機が、ふつふつと温まってくる感じ。


先ほどの本の続き・・

・・・・言われていますが、学習者に常に上を意識させるような
工夫をすれば、化石化はかなり防げるのではないでしょうか・・・

私が動機付けをされてどうする!と思いつつも
「化石化した動機が、復活する感覚」というのは
なかなか体験できないことかもしれないので
うーん、最近本当に毎日いろんな意味で
生徒さんに感謝する日々。
いやぁ、ほんとにすばらしい生徒さんばかりです。


最近、とにかく忙しいのですが、
24を見たりする時間はあるわけで・・・
ドイツ語だって時間を作って生活の中に組み込むべきですね・・・。

Comments

Popular Posts