話してから書く。

語彙力増強のためにいろんな方法を自分を実験台にして
取り組んでいますが、一番長く続いていて
面白いと感じるのは「話してから書く」

会話のレッスンを受ける時
話したいことを事前に文章化してしまうことは
あまりお薦めしません。

準備するなら話題だけ。
レッスンを受ける10分前、あるいは電車の中でも
いいので、あらすじのようなものをイメージし
”あ、これって(ドイツ)語でなんだっけ?”と
思いつかない語彙を数語程度、事前に調べておく
のみにとどめ、まずは話してみる。

「書いてから話す」のと「話してから書く」のは
似ているようで、全く違います。
「書いてから話す」ことにもいい面はありますが、
会話力はある意味で即興力。
書いてから話すと即興力が鍛えられないのです。

自分がハンドルできる文法力の限界、語彙力の限界を
痛感しつつある話題を話し終えたら先生にその不足部分を
補ってもらい、あとでじっくりと自分の話したかった話題を
書き出していきます。私は先にも書いたように30分だけ
と決めて書き始めます。先生にもらったメモを
見ながら、単語、構文を確認して一応形に仕上げ
先生に提出し、添削してもらい、推敲しつつ清書。
次回のレッスンで質疑応答・・話題によっては
ブログにアップ。というのを繰り返しています。

語彙の定着は「痒い所に手が届く」ようなタイミングが
一番です。自分の頭の中にある概念を表現するために
適当な語彙を探しているときに、辞書ではなくネイティブの
感覚で本当にぴったりの語彙を「どうぞ、これでしょ?!」と
もらう、その繰り返しが「でる単」っぽくない語感を培う
いい鍛錬だと思っています。

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