上達の実感バー

先日、5年間担当した生徒さんの帰国前の最後のレッスンがありました。
この5年間を振り返ったり、話題は尽きずあっという間に時間に。
5年前は電話でピザの注文ができた!!と大喜びだったことを
思い出したりするとあっと言う間のようだけれども
やはり5年の歳月を感じました。

日本語の難しさはやはり漢字と語彙の多さ。
欧米系の学習者(留学生ではなく)で300字ぐらいの
漢字をマスターする人は そう珍しくありませんが、
1000字の域に達する人は かなり少数派です。
たとえ1000字を達成しても そこからさらに1000字を
覚えるというのは 27文字で全て表現できる
言語の国の人から見れば どんなにか高い山に思えることでしょう。

でも一つの語学を続けていくと
今までどうしても飛び越えられなかった
走り高跳びのバーみたいなものを ふっと越えられる瞬間が来ます。
生徒さんからそういう体験を聞くのも
遣り甲斐の一つ。

そういう成功体験を数多く実感できると
語学の道も長く続くと思います。
でも何度も何度も飛び越えようとしないと
そうそう頻繁には越えられないのが
上達の実感バーでもあります。

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