英語が話せても

英語は一生勉強だなぁ・・と思い
今でも様々な方法で努力(あまり辛くはないけど)を
しています。

10年ぐらい前のフィンランド人の生徒さんが
相当英語がお上手なのに
”英語は一生勉強だね。”と言っていたのが
非常に印象的。

10年程前は仕事で日本語を説明することと
日常会話が精一杯(だったと思います)だった
私の英語も今では”英語でできること”の
領域もレベルもそれなりに広がっていると
思います。(日本語が最近壊れ気味ですが・・)

でも、たわいもない会話ぐらいでは
気付かないのですが、上級の生徒さんと
読解の教材に取り組んでいる時や
パーティーなどで様々な話題で外国人が
コミュニケーションをしている時に、
圧倒的に何かが足りない自分を実感するときが
あります。

なぜ?と問われて、即座に
なぜなら・・・と文章を組み立て答える論理的な思考や
誰かの意見や見解に対して、即座に
且つ論理的に異論を唱える批評的、批判的な論旨展開力
こういうものが自分にない・・・
これは英語が話せる話せないの問題ではなく
恐らく日本語でも私はできないのです。


話題によってはできるかもしれませんが、
日本人同士のコミュニケーションでは
そもそもあまり起こり得ないと思うのです。


この違いは絶対に国語教育にあるに違いないと
ずっと思っていたのですが、今日届いた本を読み始めて
欧米と日本の国語教育の違いに愕然としました。
日本の国語教育はもしかしたら、世界の中でかなり
特異なものかもしれません。



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