文章を図式化する

ずいぶん前、”文章を図式化することで理解を助ける”
こんなテーマの日本語教師向けセミナーに参加しました。

読解指導の一つのアプローチです。
セミナーの後半、実践で新聞記事を読み、
キーワードに線を引いたり、丸で囲んだりして、
自分なりにポイントをつかみ、それを今度は
図式化して、ペアの人と自分の図式について話し合う・・
ということをやってみました。

記事の内容は「アジアに進出する日本のコンビニ弁当」というような
ものでした。おでんやおにぎりなど、現地で好まれるように
試行錯誤し、次第に売り上げを伸ばしている・・・

この図式化が人によって結構差があったり
するものの、文章の始めから終わりまでただ
文字を追って読むだけではわからない点があったり
また、図式化することによって、鳥瞰図的に理解できる
メリットがあります。

先日、黒柳徹子さんのエッセイを題材にした問題をドイツ人の生徒さんと
一緒に読んでいました。結果、私の理解と彼の理解はまったく別の話(笑)

それで、この図式化する方法を思い出し、
久しぶりにやってみることにしたのです。

日本人のビジネスマン向けの雑誌から、
”無気力な部下をやる気にさせるには”と
彼の興味のありそうな話題を選んできました。

選んだ理由は二つ。内容と一文一文の長さ。
一文が非常に短く簡潔で、語彙さえつかめれば
理解しやすいと思ったからです。

最初は私が図式化したものを見せて、それについて
2人で話し合うようにしました。

次は、彼もうっすらと図式らしいものを書き始めました。
私の準備した図式と彼の図式はほぼ一致。

数ページの特集記事ですから、
切りのいいところで、1レッスンは終了。次回に続きます。

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