根回し文化

What's NEMAWASHI?

欧米からのビジネスマンによーく聞かれる質問です。

夫（日本人です）曰く、”根回しは全てだ”
最近は、彼の言葉を借りて、説明したりしていますが、
でも、そもそもどうして根回しが全てなんでしょうね。

年末に帰国する生徒さんを囲んで小さいさよならパーティがありました。
女性ばかり６人で、オランダ人、スウェーデン人、ハンガリー人、と日本人（私）。
話題はころころ変わりますが、一つ盛り上がったのは
”社会保険制度”について。

世代は様々ですが、みんな実にはっきりと
しかもスピーディーに自身の意見を述べることができます。

相手が年上とかそういう事は関係なく
”いや、そうは思わない”
”それは違う、違う”

みんなが話していることはわかるし
自分の意見もないわけではないのですが、
そのテンポになかなか入れないし、
なんだか年長者に反論することにも
相手が外人であっても、若干気が引けます。

実感しました。日本人は議論を戦わせることに慣れていないのだと。
もちろん、得意な方もいるとは思いますが、
日本人女性がが６人集まって、話題が同じだったとして
絶対に意見のキャッチボールにはならないだろうと・・。

１人、弁の立つ人がいたら、残りの５人はフンフンと聞いているとか。
たとえ、”ちょっと違うなぁ”と思っても、
”そうかもしれないね””そうかな”で終わるんじゃないか。

感情的なしこりを残さず、気持ちよく仕事を進めるために
根回しが必要なんですね。

でも、それではこれからどんどん小さくなる世界で絶対生き残れないぞ。
日本人・・・。