笑いのツボ各国事情

この前、ちょっとウケ狙いで Masayo is learning Japaneseと
FBのステータスを書いたら、
翌朝、イギリスからコメントが入っていました。

”ganbaranto iken" がんばらんといけん!

奥さんが広島出身なので、広島弁を知っているイギリス人の
生徒さんからでした。朝から笑っちゃって・・・。

さ・す・が!

笑いのツボは本当にお国柄があって
私はイギリス人のジョークが一番好きでした。

ドイツ人に悪口とか自虐ネタは結構ウケますが
つい同じ調子で同じネタをアメリカ人に使うと
”どうしてそんなことを言うの?”みたいな
悲しそうな顔をされます。

日本人はジョークがわからないと世界中で思われているようですが
日本の笑いのセンスの高さは日本語を相当深く理解しないと
なかなか伝わりません。

なので、日本在住の人には
イジメの延長みたいな本当にくだらない番組だけが
目に止まって、”日本の笑いは本当に下品でくだらない”と
言われてしまうと悲しい・・・。

パーティーなどで、ジョークの100本ノックみたいな
状態がたまにありますが、
割と”そのまんまやん”的なトークなので
あまりツボにはまりません。周りが笑うところで
とりあえず一緒に笑っておいてその場をしのぐのですが
二人きりになったりすると、”ああ、今ネタをふっている・・”
”ああ、今落とそうとしている・・・”というのが、分かるので
笑う・・・という感じ。
というような話をドイツ人にすると・・・ウケます。

日本にはいろいろな笑いがありますが
日本人の笑うポイントは、
「辛うじて理にかなっているのだけれど
それが普通は有り得ないことで、且つ聞きながらそれを
予測しておらず、オチを聞いたときに、驚きを感じるモノ・・・・」
というのが、長年の?研究の末に見つけた日本の笑いのツボを
表現する私なりの方法です。

面白い話をするときに、
下手な人はオチを予想させる要素を
前段階で振ってしまう。
オチの直前に”面白いこというぞぉ”って顔に出る・・・

オチに関する要素をあえて引いて、引いて、
オチを際立たせるために多少大げさに、”盛り”
落としどころは顔に出さない。

各国の笑いのツボを探るのも
このお仕事の楽しみの一つでもあります。
(たぶん、私だけ...?)

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