初めて合格!!

TOEICのスコアが高くても、全然英語が話せない人はいますし
その逆は・・あまりないかな・・・よくわかりませんが
語学の資格試験が測定できることは限られていると
感じています。

外国人のための日本語能力試験という一種の資格試験が
あります。世界各国で受験も可能で、去年あたりから
年に二回開催になり、長年、冬の風物詩的な存在だったの
ですが、すこし違う印象に。それとともに、試験の
内容、レベル分けも少し改定され、2級と3級の大きな差が
うまる間の級が設定されました。

欧米系の生徒さんの場合、日本に駐在してかなり日本語を一生懸命学んでも
2年か3年の任期で3級合格が一般的です。
かなり流暢に話せたり、コミュニケーションもかなり
深く幅広い場面で取れたとしても、2級というのは
なかなか合格できません。

逆に漢字圏の方だと、ほとんど会話が成立しないのに
2級合格していたりするのです。

資格試験は、総合的にその語学を運用することができて
その結果、試験対策などをせずとも、自然に理解できるもの
であるのが理想だと思います。

資格試験対策勉強っていうのが、日本人は大好きですが・・・
そうそう、割と韓国人も中国人も詰め込み式、暗記式の学習への免疫があります。

「でる単」などない国の人たちには、そういう学習方法は違和感があるわけです。

それでも、「試験」といわれると合格したいのが人情。

こちらとしても、生徒さんが「詰め込み」に耐えてくれると非常にやりやすく
結果もすぐ出しやすいのですが、それがなかなか難しい。

時にやる気マンマンになるけれども、時に「日本語なんてもう無理だ・・」と
なる生徒さんを励まし、励まし、手を変え品を変え、2級合格という目標のために
数年越しでがんばってきました。

そして、今日は添付ファイル付のメールが。
2級の合格通知の画像ファイルでした。

大学で日本語を学んだりしている人はまた違いますが
赴任した外国の言葉をゼロから学ぶ・・・つまり
日本人の私たちが大人になったいま、
新しいアルファベットを2000文字覚えるという
課題を想像してみてください。

それがどれだけ大変なことか・・・。
アジア系の生徒さんでは1級2級の合格はたくさん経験がありますが
ヨーロッパの生徒さんでは初の経験です。

ああ、本当に嬉しい!

Comments

Popular Posts