This pen is.

ふと12、13歳の時の記憶が蘇りました。

中一の春。
初めての英語の授業。
「要は覚えちゃえばいいんでしょ!」ぐらいに思っていました。本当に。


でも、「これはペンです。」が This pen is. じゃなかったことにびぃーっくり。
しかも、a ってなんやねん!!って。

そういう子供の驚きを”this is"はどうやって使うのか・・・というところからも
教えていけば、ものすごくたくさんの語彙を覚えて大学受験を経て
社会に出てから、日常会話のために高額なレッスンフィーを払って
ただ英語が話せるというだけのネイティブ教師に
習わなくてもいいものを・・とほとんど恨み節ですが・・(笑)

いつだったか、ある一流ホテルのホテルマンの英語を翻訳?して欲しいと
生徒さんに頼まれたことがあります。生徒さんが何かをホテルマンに依頼して
その依頼に対するホテルマンからの返答でした。

詳細は忘れましたが覚えているのはこの一文。

The contact will enter.

ここだけがどうしても分からなくて、うちに帰って来てから
あああ!「連絡が入る」だぁと気付きました。

分析ばかりの日本の英語教育。
能動的に発話する、コミュニケーションすることを軽視すると
「日本語で考える」ことから、抜けられなくなります。

外国語でコミュニケーションをとるためには、
母語の表現から少し離れて、イメージや概念で
考える脳のニュートラル状態が必要です。

英語に限らず完全に「日本の語学スタイル」に
なってしまっている会話クラスを見るとがっかりします。
需要があるからと言って、「話せない語学」に迎合していても
結局数年後「何年やっても話せないんだよね。。。」
ということになるのは当然だと思います。

日本の英語教育は英語だけではなく
日本人を「話せる語学」を習得しにくい体質に
してしまっているように感じます。

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