語学の才能



よく語学の才能が有るとか無いとか言いますが
それって科学的に言うとどういうことなのか・・・

子供は語学の天才と言われているが
大人になったら本当にだめなのか・・・

効果的な学習法とは・・などなど

興味深い内容でいっぱいのお薦めの新書です。

私個人の小さな発見もありました。

1960年代まで盛んだった
オーディオリンガル・アプローチ。
今ではかなり古いやり方という認識で
あまり積極的には取り入れられていない
教授法だと思いますが、
母語と目標言語の文法構造があまりにも
違う場合、初期の頃から自由に会話を
させすぎると逆に母語干渉が強く出すぎて
変な癖がついてしまうため、
この例文をひたすら聞いてリピートするという
オーディオリンガル・アプローチもある意味で
有効といえるというくだりでした。

つまり基本文法を習っている間ぐらいは
例文丸暗記というのもそこそこ有効であるという
ことですね。

日本人が韓国語を習得するなら
日本語で考えながらでも話すのが簡単だと思いますが
文法構造がまったく異なる言語の場合は
例文を完全に体で覚えるまで繰り返すの”も”
いいのではないでしょうか。

でも例文が何でも良いかと言うと
そうではなくやはり可能な限り
”自分も使いそうな”状況を選んだほうが
いいと思います。

でもそういう教材を探すのは難しいですね。
特にドイツ語の場合は数が少ない!!

お薦めなのは新しい文法を習ったら
それを使った”自分の文を作り、それを
徹底的に覚えること”

先日、以前のドイツ語の先生と話していたとき
一度、作文にしたことのある話題になると
スイッチがすっと入ったようにドイツ語が
(自然にとまではいきませんが)出てきました。
完璧には覚えていないまでも、
相手に言わんとすることを伝えることは
可能でした。

自分の文で繰り返し、音読、黙読、録音、
などを繰り返すのは、大人の外国語学習に
向いていると思います。

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