フランス人の脳のメモリ

12月の日本語能力試験に向けて、生徒さんの半分ぐらいは
現在猛勉強中。

フランス人の生徒さんと聴解問題を練習中に気付いたことが
あります。

脳のメモリがとても広い!大きい!と感じたのです。

どうしてか。

聴解問題を解くときには、聞く事への集中で
普通、ほとんどの人は口数が減るのです。

でも、そのフランス人の彼女はしゃべり続けます。
聞き取った事をどう理解したのか、
解答をどう予測するのか、
問題のひっかけに気付いてどう軌道修正するのか。

しゃべり続けながら、私に話しかける余裕まで(笑)
それでいてちゃんと聴き取れているのですから
お見事です。

ネイティブスピーカーである私でさえ、
しかもその聴解問題は一番の初級レベルでしたが
それでも、流して聞く程の余裕はありませんし
ましてや話しながらはかなり難しい。

普段の彼女の文法に関する質問は
マシンガントークさながらに
いろんな角度から責めてきます。

英訳すると?
じゃ、これとの違いは?
じゃ、こう言うことはできる?
じゃ、こうも言える?

くるくるくるくる頭が回転しているのが
目に見えるようです。

今までそんなに多くのフランス人にご縁はありません。
その中だけですが、質問の仕方、着眼点、ものすごく似ています。
たまたまかもしれませんが、お国柄なのかも。
今度、フランス通の仕事仲間に聞いてみようっと。
ドイツ人も質問しますが、このテンポと多角的な感じは
独特です。


普段からこれだけフル回転で考えているから
脳のメモリも広いのかも。
質問にテンポよく答えるのにこちらも必死です。
でも、レッスンが終わると不思議な爽快感と達成感に満たされます。
たくさんの質問ノックを走り回ってキャッチしきったような
感じです。

考える事は何よりの脳トレになるなぁと最近よく思います。



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