英語でパニックになるって

昨日は日本でのiPadの発売初日。

欲しいけれども、落ち着いてからかなと
思っていたのですが、夫が偶然、予約券を入手。
私は所属するグループの月例ミーティング先から
都内の大手量販店まで駆けつけ、夫のあと
列に並ぶことに。

予約の時間より2時間待たされたあと
やっと手続き完了しましたが、
手続き中、私のとなりには
アップル社員のイギリス人が。
(首からIDカードを下げていた)

少し日本語はできるようですが、
「この料金はパケット定額制の料金になります。」
という説明には
「パ・・パケット??」という状態。
店員は絶句して、説明が全くできない状態。

ちょっと見かねて、
彼女が立ち去ったあと、彼女の言わんとしていたことを
通訳しました。

しばらくして、英語のできる店員がやってきて
問題解決したようですが、

ちょうど所属するグループで
「英語でパニックになる」という話題が出てきたところだったので
なるほど・・と思ったわけです。

多分、英語にコンプレックスを持っているほとんどの人が「私は英語が話せない」と
思っていると思うのですが、(確かにそれもありますが、)
どうしてパニックになるのかは、実は話せないからと言うよりも「聞けないから」という
ほうに意識がいっていない人が多いように感じます。

言いたいことが話せるようになるのは大事ですが、
「聞けなければ」会話が続かないのです。

特に、日本人同士の日本語の会話は
会話の展開の仕方が、世界のなかでも稀なスタイルなため
(大雑把に言うと相手が同意してくれることが大前提の会話)

それをそのまま英語にしても、当然期待する日本人発想の
リアクションが返って来ないため、ますます会話が難しくなる
という変な難しさまで加わります。

私の日本人の生徒さんには、ごくごく最初の時期から
そのことを自覚していただき、生活の中に「英語を聞く」習慣を
取り入れることを強くオススメしています。
ただ「聞いている」だけよりも、「聴き取れるようになるための」コツがあるので、そのコツを
自覚した上で「聞くこと」を段階的にお伝えするようにはしています。

自分のレベルにあったもの、
内容に興味が持てるもの、
会話形式になっているもの、
できれば、映像もあるもの・・・

自分でそういうものが探せるようになると
それが一番のパニック克服の近道だと思います。

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