霧が晴れるとき

語学教師仲間は、英語だけでなく、やはりいろいろな言語にチャレンジしている人が多いです。

みんなが共通して持っている成功体験は

”ある言語がある日突然、浮き上がってくるように聞こえ始める瞬間”。


そうだよね・・・そういう瞬間来るよね。



この快感を一度、経験すると、きっと耐えられるようになるのでしょうか。
大量の不自然な音のインプットにも。

英語の場合は、既に長年の知識のインプットがあったせいか
私は、飛行機がぶわっと分厚い雲を抜けて、
今度は雲を見下ろして飛べるようになった感覚でした。

英語の二の舞をしないために、
ドイツ語は最初から意識的にとにかく聞きまくりました。
幸い、毎日、一回は生のドイツ語を聞く機会もあり、
週に3回クラスも取っていたり、(よくやっていたなぁ・・)で、
こちらは、雲を抜けると言うよりも、霧が晴れてくるような感じでした。

ドイツ語はまだまだ初級の後半レベルなので
わからない語彙が圧倒的に多いですが、
英語のような”簡単なはずなのにまったくわからない”という感覚はあまり
感じたことがありません。
あ、これは知らない単語だから、わからない・・とはっきりわかる
わからなさ(笑)(結局、あんまりわかってないやん!)

還暦を迎えられたオランダ人の生徒さんから、ある日、メールが!

”Masayoさん、今日、スーパーの店員さんのフレーズがやっと聞き取れたの!!
AHA!体験、すごくうれしいわぁ!”


このAHA!体験こそが楽しいだけではない語学の道をまた歩こう!と
思わせてくれる、最高の原動力なんですよね。

いつか必ず霧が晴れるときがわかっているから、その楽しさを求めて
聞き続けているようなものです。

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