Don't feel! THINK!

レッスンの時に、新しい語彙や文法を習ったあとで
考える時間がすごく長いと感じたのがフランス人。

考えて考えて、自分の脳に溶け込ませているようです。
そしてそれが発話できるかどうか、じっくりと取り組んで行きます。
言葉に詰まって、こちらが助け舟を出そうとすると
待て、待て、言うな、言うなと制止して
あくまで自力での発話を目指します。

その辺は結構あっさりしているドイツ人は
発話にドイツ語の影響が出てきます。

更にあっさりしている日本人は
発話につながりません。

(勿論、個人差はあります。あくまで傾向として)

「考える」という行為はものすごく大切で、
「わかった!」と「感じているレベル」で終わると
自分の母国語の世界から飛び出せないと思うのです。

人は考えている時、当たり前ですが、「考えている顔」をします。
最近、この表情で、また、その考える時間の長さでも、
(あ、これは話せるな。)
(これは、話せるようにならないな。)
とある程度予測がつくようになってきました。
あとは、質問の内容でも。「感じている」レベルでは
まず質問は出てこないからです。

「わかる」からと言って「話せる」わけではないのが言葉。
でも、「考える」と、いえ、考えれば考えるほど、
言葉で伝える技術は上がるような気がしています。

さて、上に書いた熟考タイプのフランス人の生徒さん、
ものすごく言葉も文法も少ない段階だったのに
お客様相手の会議を通訳無しで、すべて乗り切ったと
秘書の方から後日お聞きした時には、さすがに私も
驚きましたが、コミュニケーションに何が大切なのか
改めて考えさせられる出来事でした。




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