外国語が「話せる」ようになるために

長年、日本語教師をしていて思う事は
上達する人には必ず強い動機があるということ。

強い動機というのは
「話せるようになりたい」という
漠然とした欲求ではなくて、
「こういう場面でこういうことができるようになりたい」という
より具体的なものです。


国を問わず、言葉の習得に受け身な人、積極的な人は
いますが、バランスがいい人の上達が最も速いです。

日本人にとっての英語として考えると
ご自分のレベルに合ったより具体的な目標を設定することが
成功の秘訣だと思います。

「英語ができるとかっこいいから」
「英語ぐらいはできるようになっておきたい」
「(予定のない)旅行のために」

上記のような漠然とした感じだと
動機としては弱いと思います。

定期的に英語を使う必要性がないけれども
英会話を上達させたいなら、まずは目の前にいる
先生との会話を英語だけで成り立たせることが
できるかを目標にするのがいいと思います。

一番大切なのはそれを「自分の頭で考えること」
「先生が話せるようにしてくれる」と思っている
間はゼッタイに上達しません!(っていっつも生徒さんに言ってる(笑))

言葉は人と人とをつなぐものですから
目の前の人と理解し合うために必要な文から
徹底的に学んで使ってみて、間違えて、
英語と日本語との無意識の違いを「体験」して
そして、自信を持って「考えずに口から出てくる英語」に
していくのです。

というわけで、「お勉強」ばかり(と言っても中途半端な)ばかりで
ちっとも話すための方法を最近やっていない私のドイツ語、
「私にとって話す必要のあるドイツ語例文集」を作り始めました。

幸い、使ってみる場も定期的にあります。
あとは結果を出せるまで努力を継続することですね。






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