やる気スイッチの探し方

言葉を教えるという仕事をずっと続けてきて20年(怖い!)
今でもまだまだ勉強しなければならいことばかりですが
知識の蓄積より、教え方の工夫より、難しいのは
生徒さんのやる気スイッチを探す事だと思うのです。

日本語のレッスンは平均3年間継続します。
生徒さんの日本への駐在期間がだいたいそのぐらいなのです。
3年間、やる気を燃やし続けてもらうこと、それが
一番大事だろうと最近つくづく思います。

趣味で始めたウクレレ。
もう3年ぐらいになりますが、
自分が生徒である立場でもっともやる気スイッチを押された言葉は
「あなたは化けますよ」という先生の言葉(笑)

(えええ?!化けるって私、どう化けちゃうの〜!!)
といい年して馬鹿みたいにしばらく練習しまくることができました。
実際に化けたかどうかは謎ですが。
あれはやられました(笑)

語学の場合は、一つ簡単な方法は試験だと思います。

試験を申し込んでしまうとたいていの人は
やる気スイッチが入ります。
日本語能力試験には会話がないのですが
試験勉強を終えると会話力が実際に上がります。
(普段から会話に力を入れているからですよ!
試験勉強をしただけでは絶対に話せるようにはなりません)

でも究極のやる気スイッチは上達しない原因追究をすると見つかります。
そしてその原因に生徒さんの自覚があり、納得してもらえる場合のみ
これを押す事ができます。

生徒さんに自覚が無い場合、納得していただけない場合はスイッチの
ボタンは見えているのに押せません。
(私の原因予測が間違っている可能性もあります)

一番上手く行く場合は、生徒さんと一緒にこの ボタンを
二本の指で押せたような感覚があり、これは必ず上達につながります。
その上達の喜びや達成感が更なるやる気につながるので
レッスンの方向性もぶれがなくなり、やるべきことが
自ずから見えてきます。








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