Der Abschied  お別れの季節

私の仕事は出会いと別れの繰り返し。
一つの仕事が継続する期間は平均は2、3年でしょうか。
5年以上は同じ生徒さんを担当しないようにしているので、最長は5年になりますが。

この夏は4人の生徒さんが帰国。
4人ともそれぞれに違った形で日本語に対して熱心でした。

一つ思い出深いのはジョディフォスター似だったアメリカ人女性の
レッスンで、京都旅行から帰って清水寺について語っている彼女に
”清水の舞台から飛び降りたつもりで・・”という言い回しを
紹介したら、泣き出してしまったこと。
”ああ、日本語ってなんて美しいの。日本語はだから大好きだ”と。
初めは、あれ?説明がうまく伝わらなかったのかなと思ったのですが
目頭を押さえながら”それって、例えば好きな人に思い切って告白するときにも
使える?”と聞かれ、”(あ、大丈夫ね。理解はしてくれてるようね)
うーん、やっぱり主に買い物の時かな”と。

生徒さんを笑わせるのは得意なのですが
泣かせてしまったのはこのときが最初で最後かな(笑)

今週の金曜日は5年間レッスンを担当したドイツ人夫婦が帰国。
名づけて台風夫妻。楽しかった。面白かった。いろいろあった!!
彼らの帰国を目の前にして、まったく信じられない気持ちですが
きっと凹むであろう自分をあまり考えないようにしています。

さてさて、どうなりますか。

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