「話せる」の基準

とある英語教材への疑問として

「「話せる」という基準はいったいどの程度をさしているのか」

と書き込まれているのをネット上で見かけました。

一般的には
自己紹介レベル
旅行会話レベル
日常会話レベル
ビジネスレベル

などとされていることが多いかもしれません。

でも、有名人が英語でのインタビューに英語で答えることが
ニュースになったり、旅行会話の位置付けがかなり
高かったりするのを見ると、この基準がすごく曖昧な
ものとして浸透しているのでは?もっとわかりやすい
基準はないだろうかと思いました。

自分の仕事を振り返ってみると
全くのゼロ初心者からレッスンを始めたとして、
10分ぐらいの雑談がレッスンの冒頭で日本語だけで
できるようになってくると日常会話の第一歩ができあがった
手応えを感じます。

個人差はありますが、平均2年でレッスンがほぼ日本語だけで
行えるようになり、そのころには日本の日常生活には特に問題がない
ぐらいの会話力がついている頃です。

なので、継続できる対話の時間でレベルを決めるとかなり
はっきりするのではないでしょうか。

自己紹介は対話がないので0秒
旅行会話はせいぜい30秒
日常会話10分レベル
日常会話30分レベル
日常会話60分レベル

私の中で今考えるおおよその基準は
「話せる」の基準はまずは最低30分
安定した会話力になるのは60分以上ではないだろうかと
いう感覚です。

対話がある程度、続けられるということは
目標言語の知識だけではない、その人の母語の運用力、コミュニケーション力
思考力が問われると思います。

例えば、流暢に説明する英語力がまだ無かったとしても
質問でうまく切り込んで相手に話してもらうように持って行ける力があれば
かなり会話力があるということにしてもいいと思います。
(相手の言葉が聴き取れて、更に掘り下げて、質問できるわけですから、対話力の第一歩としては上々ですよね!)

日頃の日本語でのコミュニケーションが以下の場合
英語になると10分対話するのはかなり難しいの
ではないかなと思います。

①とりあえず、すぐ同意する
②会話が噛み合わなくても気にならない
③相手にわかりやすいように話せない












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