外国人から話しかけられたら
こちらは日本語で話しているのに、どうして答えはいつも英語なのか!
かなり日本語のレベルの高い生徒さんからよく聞くコメント。
どうして?と聞かれても、逆に私が聞きたいぐらいなので
答えに困るのですが、どうしてでしょうね。
顔を見て、日本人じゃないと「あ!英語で!」と思う気持ちは
私のなかにもありますが、相手が日本語を話しているなら
話は別です。
よく生徒さんに付き添って、言葉のサポートをすることが
ありますが、発音が悪いわけでも、文法が間違っている訳でもない
しっかりとした日本語で話していても、相手の方は
生徒さんを一切見ずに、私の方だけを見て話す。。ということも
よくあります。
相手の日本語のレベルに合わせてこちらの日本語を変えるということは
なかなか難しい事かもしれません。
かなり流暢な日本語を話す人でも接客表現などの敬語になるとお手上げになることは
よくあります。
ドイツ人と一緒にビール工場見学に行ったときに、
「今日はなんとドイツからのお客様もお越しいただいていますが
ドイツで生産された当社のビールはもうお飲みいただいたでしょうか?」
と案内係の女性に質問を投げかけられました。
お客様に対して、失礼になってしまうので、難しいとは思いますが
もし、「今日はドイツからのお客様がいます。ドイツの工場で作ったビールは
ドイツでもう飲んだ事がありますか?」だったら、
私がサポートしなくても、完璧に理解できるんだけどなぁ。。。
と思いながら、ささっと説明すると、
堂々と「まだです」と案内の女性に答えていました。
外国人に日本語で話しかけられたら、日本語で話してみようと
気軽に思う日本の人が増えるといいなぁと思う今日この頃です。
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