外国人の日本語に耳を傾ける

一種の職業病のようなもので
きっと日本語教師なら誰でも外国人の日本語を聞くと
分析してしまうと思います。

だから少し話すとざっくりと
その人の日本語でどのぐらいのことができるのか
どのぐらいの文法と語彙がわかるのか、なんとなくわかってしまうのです。

だから本当にサバイバルで片言しかまだ
日本語を話せない人とでも、日本語だけで
コミュニケーションをすることも可能なわけですが
それにはちょっとしたコツがあります。

観光客で必要な表現しか覚えていない人には
文はできるだけ作らない。

はい、いいえ、ここです。そこです。

簡単な雑談が続けられる初心者レベルなら

です、ます調で話す。

「どこに行くの。」
「どこに行くんですか。」

だと分からない場合でも、

「どこに行きますか。」だと分かるんです。

かなり長い間、自然な会話が続けられるレベルになると
こちらも、つい丁寧に話したくなってしまうと思うのですが、

できるだけ、ゆっくりと短い文で話す。

ものすごくざっくりと簡単に書くとこんなところが
コツのようなものです。

外国人が日本語で話しているときに、
日本人が上に書いたような態度で絶対に話すべきだと
思っているわけではなく、
「外国人とのコミュニケーションを楽しみたい」と思われる方が
もしいらしたら、ちょっとやってみていただけると
嬉しいです。

不自然で子供っぽい日本語と思われるかもしれませんが
それ以上に、「通じ合える楽しみ」というのも
なかなかいいものです。

そしてそういう小さな楽しみや喜びが、語学の小さな起爆剤となり
次につながっちゃったりもしますからね。




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