An earthquake occurs

外国人のための日本語の教科書で
Japanese for busy people というのがあります。

3月11日の2時半ごろ、私はこの本(通称JBP)のⅡの
212ページを生徒さんと一緒に読んでいました。

Tragedies that could happen to you:

An earthquake occurs when you are in the bathtub.

おふろに入っているとき、じしんがおきた。

この文を読んだあとで、
話題は地震のことになりました。

「この一年ぐらいほとんど地震がないんですよ。これはちょっと怖い。」

「でも、水曜日の朝、地震がありましたよね。だからこれはいいニュースでしょ?」と生徒さん。

「うーん、でもね、こんなに長い間ぜんぜん地震がないと、プレートがこんなふうに
ひずんで、大きいのが来ちゃうんですよね・・・。」

次の213ページの会話例は

A:事務所にいるとき、地震がおきたら、どうしますか。
B:重いファイルが入っているキャビネットからはなれます。

A:町を歩いている時、地震がおきたら、どうしますか。
B:おちてくるものに注意して、広い所に行きます。

・・・と全部地震が話題の会話例。

そして、本当に地震が。

横揺れでしたから最初は大丈夫!と
言っていたのですが、とにかく長い。
これはただ事ではないと思いました。

横浜のみなとみらいのオフィスビルにいましたが、窓から
多くの人が外にわらわらと出て行くのが見えました。

ビルの防災センターのアナウンスの声も明らかに動揺。
”なんて言っている?”と目で訴えられ、
それを英語にして生徒さんに説明するのでいっぱいいっぱいでした。

キャスターのついた椅子が床を泳いでいるようでした。
恐怖で息が苦しくなりました。

JBPの212ページと213ページはこれからきっと
二度と読まない箇所になるだろうと思います。

こんなに長い3週間

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